集団心理のメリットとデメリット。いじめや圧力との向き合い方を解説。

この記事では集団心理のメリットデメリットと、集団心理から起こるいじめや圧力への対策方法を解説します。

先に結論を話すと、自分だけでできる集団心理から起こるいじめや圧力への明確な対抗策はありません。

その集団にいる限り、自分がいくら正論を言ったとしても、集団で固まった意見を変えることはとてつもなく難しいのです。

ですので、集団心理から自分が圧力や圧迫感を感じたと思ったら、その集団から距離を置くのが最も早い解決方法だと言えます。

しかし、学校や会社などなかなか組織から抜けることはそう簡単なことではありませんよね。

そんなときの対処法を、この記事では紹介していこうと思います。

集団心理とは

集団心理(群集心理)とは、大勢の人が集まって組織や群衆となることで、一人一人が普段とは違う特別な心理状態となり、協調性や結束力が高まるなどメリットがある一方で、様々なデメリットもある心理状態になることです。

特に集団心理はデメリットが大きく認知されていて、学校や職場でのいじめなども集団心理の影響と考えられる場合があります。

まずはどんな状況が集団心理の影響下になるのかを知ることが、対策を考える上で重要になります。

集団心理の例

ここでは、集団心理とは実際にどのような心の動きなのかを紹介します。

傍観者効果

傍観者効果とは、群集の中にいるときに何か問題が発生しても行動を率先して起こそうとしない心理のことです。

例えば街中で急に人が倒れた時に、自らその人の手当てに動いたり、救急車を呼ぼうとしたりすることに抵抗や戸惑いを感じるような状況も傍観者効果だと言えます。

わざわざ自分がやらなくても他の誰かがやってくれるかも」という考えが頭をよぎるわけですね。

また自分が何か行動して状況が悪くなってしまって、そのことで責任を取らされるような状況になることを恐れてしまい、行動できなくなってしまう心理が働きます。

イジメをしている人の周りで見ている人には、この傍観者効果の影響で関りを持ちたくなくという心理が働き、いじめを見て見ぬふりをする場合が多いです。

自分が傍観者にならないように、群集の中にいるときには誰かがやってくれるという考えは持たないようにした方が良いでしょう。

匿名性

匿名性とは、個人を特定されない状況により、自分の言葉に責任を持てなくなる心理状態のことです。

匿名でも発言ができるネットの掲示板やSNSなどでは、モラルのない発言をする人がいますが、それも匿名性によって自分の責任がないように錯覚してしまう心理状況のため起こっていることだと言えます。

ネットの中も一つの群集のような環境であり、個人の認識が難しい状態であることから、無責任な発言をしてしまうことがあるということですね。

自分がSNSなどで発言をする場合は、匿名だとしても人を傷つけたりモラルに反したりするような発言をしないように気を付けることが大切です。

権力の錯覚

大きな組織やグループに所属していると、あたかも自分が強くなったような錯覚を起こすことがあります。

その結果一人の時では決してやらないようなことでも、集団にいることで行動を起こしやすくなります。

会社や学校のほか、趣味のイベントなどの同じ目的で人が集まっている状況では自分に権力があるように感じて強くなったという錯覚が高まりますが、理性があまり強くない人の場合はその錯覚のまま間違った行動を起こしてしまうことがあります。

あくまで責任は個人にあるということを意識して行動することが大切です。

集団心理のメリットとデメリット

集団心理は様々な効果がありますが、その影響によってメリットとデメリットの両方が起こりえます。

しかし、現状での集団心理の多くはメリットよりもデメリットの方が大きいとされています。

学校や会社などの組織での協調性を高めてチームワークを良い状態にできるなどのメリットがある一方で、少数派の意見を軽薄に考えたりイジメの要因になったりするなどのデメリットが目立つため、集団心理を理解して自分が集団心理の闇に落ちないように注意することが重要です。

集団心理のメリット

集団心理のメリットは先ほど上の見出しに書いた集団心理の例で書いた通り、仲間と協力して物事に取り組むことができて、協調性のある組織作りにつながることです。

それに加えて、人数が集まる事で一人一人が努力するよりも大きな力を作り出すことができます。

さらに人が集まることで孤独感が薄まり行動力の向上などの心理効果も期待できます。

学校の部活や趣味での集まりなどで、仲間がいることでやる気がでることや協力することで大きな事に挑戦できるのも集団心理のメリットだと言えます。

集団心理のデメリット

集団心理のデメリットとして、大人数で活動することで興奮状態となってしまい個人の考えが弱まることで間違った選択をしたときに止まれなくなることがあります。

集団の意見に流された結果、間違った選択を個人では修正できなくなってしまい、その結果大きな失敗をする場合があります。

災害や戦争などの極限時に起きてしまう強奪や暴行なども、同じ目的を持った群集が悪い方向に進んだ結果、その群集内では誰も止めることができなくなってしまいます。

集団心理への対策。いじめや圧迫感からは逃げよう。

ここまで書いてきた通り、集団心理には良い面と悪い面がそれぞれあり、それらは人間にもともと備わっている心理的な機能とも言えます。

つまり自分が所属している組織内で集団心理が悪い方向に働いた場合に、自分一人でその状況を変えようとすることは難しいということです。

もし、あなたが所属している集団からいじめや圧力を受けている場合には、自分でその集団を変えようと戦うのではなく、その集団の外の人に助けを求めることが重要となります。

学校なら教育委員会や子供ホットライン、職場なら労働基準監督署や労働組合にいち早く相談しましょう。

何も躊躇することはないですし、恥ずかしさなども感じる必要はありません。

私も過去にいじめられた経験がありますが、当時の私は「自分にも悪いところがあるから」とか「我慢してればいずれ終わる」と考えてしまった結果、ドンドン状況が悪くなってしまい、辛い状況が何年も続いてしまいました。

自分から助けを求めることで辛い今の状況を変えられるようになるので、集団の外に相談するということを強くおススメします。

まとめ

・集団心理には良い面と悪い面があるが、日常では悪い面の方が目立つため、自分も集団心理に呑まれて間違った選択をしないように注意が必要となります。
・集団からイジメや圧力を受けていると感じた時は、集団心理の中で動いている人に助けを求めるのではなく、集団の外の人に助けを求めることが重要です。

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